いま、世界の多くの国で治療や美容目的でボトックスが利用されています。もともとボトックスは1970年頃から交換神経ブロックされる作用に着目され神経内科および眼科など主に医療分野での使用がされて来たものです。

ボトックスとはボツリヌス菌によって作り出された天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)成分を筋肉に注射し、神経の伝達を阻害して効果を得るものです。筋肉の緊張を緩める作用があるので筋肉をやわらかくして動かしやすくしたりする効果が期待されます。

このボツリヌストキシンが持つ神経刺激を伝える物質であるアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制する作用があります。それを約30年ほど前から美容分野で重用されるようになったものです。

この美容分野で期待できる効果は主にはアンチエイジング目的で行うシワ取りや汗を出にくくしてわきがのケアなどに使われています。これが老け顔の主な原因となる顔のシワのケアに効果があるのでいわゆるプチ整形として女性に限らず男性にも人気があります。

費用も美容整形手術に比べれば安価なこともその人気の高さの理由のひとつでもあります。施術時間も非常の短いのも人気の理由ですね。普通の使われ方としてはボトックス注射として行われ、シワはもちろんのことさらに皮膚の肌理も整って肌にハリが戻るという美肌効果があるのもこのプチ整形が人気の理由です。

日本でも非常に多くの方、とりわけアンチエイジングに腐心する女性たちのあいだで高い人気があります。最近は男性で行う人も年々増加傾向にあります。

ただ、普通の人で副作用の出る人はほとんどいないということですが、なかには副作用の出る方もいるようですので、治療を受ける前に医師からの説明を十分聞くことも忘れないでください。

あと、医師の技量・スキルによっても効果や副作用の出方に違いがあるようなのでその点はインターネットの発達した現在ですので十分に下調べは行ってほしいと思います。

ボトックス注射は副作用にも注意する

ボトックス注射を受けるときには、副作用にも注意をしておいた方がいいでしょう。この副作用は誰にでも起きるわけではありませんが、反面、誰にでも起きる可能性があるものなので、ボトックスを受ける前の段階で必ず理解をしておきましょう。

副作用の主なものとしてはボトックス注射した周辺の筋力低下がみられるというものです。筋力が低下するとどうなるかというと、例えば目の周辺の筋力が低下すれば瞼を支える力が弱まるので垂れ下がったような状態になってしまったりとか、頬の周りで起これば表情のコントロールが上手くできなくなるのです。

その他の症状としてはめまいやだるさなどもあるといわれています。この副作用ですが出ても大概は10~14日くらいで引くと言われていて過剰な心配は必要ないということです。

ボトックスというのは米国のアラガン社の登録商標なので、本来は他社がこの呼称を使用することはできません。しかしアラガン社の他にも、中国製や韓国製のA型ポツリヌス毒素を使用した類似の製剤が販売されていて、これもボトックスと呼ばれるようになっているのが現状です。

施術を受ける側としては当然アラガン社のポツリヌス製剤が使われるものと思って施術を受けるのに、クリニックによっては中国製や韓国製のもので施術するところもあります。

その理由はお察しのように価格が安いからですが、原材料も違うし、とくに品質面ではアラガン社のもの以外は当然ですが劣るので、ボトックスを受けるときには必ず、事前にチェックをしてから受けないと本家本元のボトックスではないものを注入される可能性が否定できません。必ず事前確認をしましょう。